ソーラータウン八国山の造園、昨日でひとまずの完了です。
最後の一棟は、建築設計事務所「市中山居」と相羽建設との協働によります、内に二つの閑かな庭をもつ住まい。
二つの庭それぞれの焦点に、大きさを違えた庵治石の水鉢をおきました。
一つは手水鉢の役割も兼ねた低くゆったりと設えた石。
もう一つは、落ち葉が水をたたえたような風景が浮かんで据えた小さな石。
どちらも無加工の自然な皮付きで窪みをもった形の石で、石の踏査の過程でたまに気に入ったものに出会える希少な石だと思います。
これは香川県に産する庵治石。
この石を探しにわざわざ出向くのは大変ですが、一年半ほど前に別の用で庵治に行った際に選んでおいたもの。
庭の良し悪しは良い材料との出会いに負うところ非常に大きく、早めに庭づくりをスタートした恩恵の一つでもあるかもしれません。
ソーラータウンの街並みの木々を背景に、
こもれる居心地のいい庭に育ってくれればと思います。
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KOBAYASHI KENJI ATELIER
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