今朝は、国立から川越の現場に向う途中で「つむじ」に立ち寄りました。
アセビの花と、動き始めているトサミズキやリキュウバイに春の訪れを感じながら、見つけた「ネタ」はクリスマスローズ。
咲くのはクリスマスも過ぎてから。クリスマスでもなければローズでもありません。
クリスマスローズという名で売られなければ日本でこれほど流行ったかどうか怪しい、贅沢な名前です。おそらく交配しやすい種で、八重花や色の変わったものや、様々な品種が案外高値で出回り始めて幾年も経ちますが、クリスマスローズ以下の商品名までは面倒で、つむじに植えたのは原種風のオリエンタル種とニゲル種を数株。
日陰に強く、常緑で、丈夫で生長も早く、花のまだ少ない寒い時期から咲いてくれるので重宝しています。大きな花(萼片)は下向きに咲き、植え方を工夫しないと花弁を見るのに一苦労するような慎ましやかな咲き方ではあり、名前は派手ですが、日本の風土にも合ない事はない、と、人のいない早朝のつむじで木曽石に添えたのを観察しながら、日本で流行ったもう一つの理由に気がつきました。
兼六園
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