一番いい時を私は見逃したかも。
北米原産のカシワバアジサイ。日本のアジサイと同様、梅雨の頃に咲きますが、雨が似合うようには思いません。
咲き始めはキリリと、シャキッと清々しいカシワバアジサイの花も、一雨二雨でその重さのためだらしなく頭を垂らし、もう起き上がる事はありません。そのせいもあってか、株は横に広がり自然樹形で育てるには場所を取ります。
そもそも、日本の風土にあってないのでしょうけど。
つむじでは、同じく北米原産のハナミズキと小泉誠さんの「巣箱」の狭間のスペースに入れました。
▼5月中旬

とはいえ、3月の爽やかな緑の芽吹きから初夏の開花と秋の紅葉まで、白から淡いグリーンに変わる花色の変化と長い期間楽しめるアジサイではあり、私の庭でも場所を与えて大らかに育ってもらっています。
▼高さ10cmぐらいのポット苗から育てて10数年、高さも葉張りも2.5mぐらい。

狭い庭にはお薦めしませんが、近所のお宅で、壁にワイヤーを使ってカシワバアジサイを育てて花を上手に垂らしているのを見かけました。イングリッシュガーデン的テクが似合う木なのかもしれません。