地域密着の造園現場が増えてきました。有り難いです。今日は、住宅の現場に石材を搬入した帰り道、好天に誘われて「つむじ」に立ち寄りました。
カンツバキが咲き始めています。
サザンカとツバキの交配種のようですが、花弁は一枚ずつ散り、どちらかというとサザンカっぽいけれど「寒山茶花」とは言いづらいこころ、でしょうか。サザンカに続いて咲き始めて2月頃までの寒い季節を彩ります。枝は横に広がり高さは1m程度。
ここはi-worksの主庭。栗石敷きの清々しい広がりの中に、比較的水のたっぷり入る石臼型の水鉢を置いてます。アプローチからは全て見せないでちょっと垣間見れる程度に、水鉢の背後に当初からボリュームのある1本のカンツバキを植えました。アプローチを歩く時は栗石敷きの広がりがより感じられて、リビングからテラスから庭を見た時にカンツバキを背景に水鉢が主役になるような、限定した要素で景色の移り変りを作り出しています。
植栽後二度目の冬を迎えますが、あまり変わっていません。成長はゆっくりです。
▼昨年の春