小林賢二の庭百景

クロモジ

庭造り 植物 季節

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ここ数年、一番好きな木はクロモジ。
と、ここ最近のイベントや打合せでよく口にしています。
好きな理由は、仲間のダンコウバイの頁にも書いたように、あまり大きくならず放っておいても楚々としてキレイな姿にまとまるところと、華美でなく慎ましくも美しい風景で春夏秋冬、毎年飽きることなく楽しませてくれるところ。
そんなクロモジ属の中でも、このクロモジの特筆すべきは冬芽のかわいさです。
つむじでは「i-works 2015」の浴室の窓辺に植えたクロモジの今日の様子を撮ってきました。先の尖ったのが葉芽で左右の丸っこいのが花芽。秋の黄葉が散る頃には既に冬芽をこしらえていて、微かに膨らみつつ、春を待つ庭の冬に静かな賑わいをもたらして、秋が終ったがっかりからすぐに立ち直らせてくれます。

↓こちらは私のアトリエの窓辺。クロモジの記録。
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kuromojiouyou
kuromojiyuki

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