
冬枯れの林の縁でひと際青々とした葉を繁らせていたのはヒガンバナ。
葉がでる前に花をつける草木はよくありますが、ヒガンバナのように花と葉が入れ替わりででてくる草花はあまり見かけません。お彼岸の頃に度派手な赤花を咲かせて、花がしおれると緑の葉がでてきます。
そして、やがて春になると葉もなくなり、春から夏までを地下で過す。
冬の太陽を独り占めして栄養をため込んでいるかのような存在感。
花のかたちの創造性も強烈ですが、生きていく戦略の独自性も鮮やかです。

開花は9月のお彼岸の頃。
夏の終わりに活動を再開して、いきなり咲くような印象です。
曼珠沙華とも呼ばれる豪華な花の写真を探したら、あまり好きでない花のようで、、なかなか見つからず、
かろうじて6年前にアトリエの裏で撮った冴えない写真がありました。
もっと鮮やかに群生するのが本来です。
毒性があるのと不吉なイメージから庭に植えたい人は少数派のようです。
私は観察目的で庭で育てたりもしますが、田んぼの畦道や、お寺や神社や、近所で見かけられる姿の方がより楽しめるようにも思います。

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KOBAYASHI KENJI ATELIER
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