小林賢二の庭百景

道草のうつわ 〜 部屋の片隅に作る小さな庭

庭造り その他

「つむじ」にて開催中の私ごとのイベント、23(金)〜25(日)の残り3日となりました。
ゆったり過ごせる秋の「つむじ」に、どうぞお出かけください。

●11/17(土)−25(日) 小林賢二の仕事 25周年記念展

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■石のうつわ
植物に似合いそうな味のある石を見つけだして、草花を入れた姿を想像しながら、水穴を開けたり、すこしの加工を加えます。
それは、庭のイメージに似合う材料を探して歩く作業と同じで、庭に石を配って植物を添える作業に似ています。

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●土のうつわ
手のひらにおさまるほどの土を取って、アトリエの小さな庭の光を眺めながら土を丸めています。
球にした土を左手に置き、親指をあてた凹みをすこしづつ広げて行くと小さな宇宙が目の前に現れます。一期一会と心の中で唸りながら、土と手から生まれてくるひとつひとつの粋な個性を感じながら、素直に育てようと。
手作りの土のうつわは空気と炎に晒されて、作意を超えた自然のゆらぎを漂わせます。
それもまた、庭づくりに共通する世界。
朗らかな佇まいの中に、花ひらく直前の蕾のような、悦びやときめきを感応させてくれるかたちが好きです。

※「道草のうつわ」撮影:大久保ミケ

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