ビヨウヤナギを覚えたのは確か30年ぐらい前、国立の大学通りの車道と自転車レーンを分ける花壇(プランター)。病虫害もなく丈夫な性質から公共の緑地に需要が高まった頃でしょう。
刈り込んで仕立てられた不細工な姿と大げさな花と、あまり好んでなかったのですが、知らない草木は挿し木で育てて覚えるのが習性だったので、今も庭で咲いてます。
150種類以上の植物を入れた「つむじ」では舎庫の裏、人目につかないところに植えたのも、あまり好きでないからだったかもしれませんが、ひっそりと木漏れ日を浴びて気持ち良さそうに輝いてます。
日陰気味のところで花数少なく楚々とした姿が似合うのかもしれません。
久々にビヨウヤナギのことを考えていたら、
庭の手入れに通っている広尾のお屋敷の裏手に、実生で芽生えたのでしょう、擁壁の隙間に根をおろして育つ丈夫さ全開のど根性ビヨウヤナギを見つけました。
刈り込まないで、楚々と育つような環境が相応しい。ただの好みもあるんでしょうけど、ビヨウヤナギの魅力再発見の梅雨前になりました。
☆☆☆
KOBAYASHI KENJI ATELIER
Website:https://kobayashi-atelier.com/
Instagram:https://www.instagram.com/kobayashi_atelier/