今秋造園予定の伊礼智さん設計・相羽建設施工の国立の現場、
擁壁の足下の隙間に、シロザやエノコログサが生え出てちょうどいい感じだなあと思って撮ったのが先週の上の写真。
今朝も通ってみると一回りぐらい大きく成長してました。雑草と呼ばれる植物たちの振る舞いは、人間が植栽するようなわざとらしさがない、、自然さが魅力的ですが、生育が旺盛過ぎていい時が一時なのが受けいれるのが難しい局面ではあります。
擁壁の上の緑地予定地では1mを超えて育っていました。
肥えた土を好むそうなので、いい土壌なのかなと造園工事のことを思いつつ、
今日も昔のhp記事を紐解きます。
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2005.07.15 シロザ
夏になると雑草ネタが増える。雑草ネタが増えると夏になった感じだろうか、否、そこまではいってない。好きな雑草と嫌いな雑草がある。というか、好日の庭の構成材料として評価しているものと評価していないものの違いだろう。ここ数日、雑草刈りに毎日数十分費やしているところ、刈るものと刈らないものの好き嫌いは激しい。
で、シロザ。
刈らない。葉が食えるからではない(栄養価は高いらしい)、葉に何とも言えないシロザならではのやわらかそうな感触がある。触らなくても感じられるような感触がある。アカザではダメな感じのやさしさがシロザにはある。見るからにうまそうなので虫に随分と食われながらも、一本でもそれなりに樹形をまとめるので気の利いたところに生えてくれれば充分に庭の演出を助けてくれる。
このシロザは私の背と同じくらいに成長してきた。誰かに刈られてしまう恐れは大きいけれど、「シロザを抜いたのは誰だ~!!」というほどの執着は勿論無い。
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KOBAYASHI KENJI ATELIER
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