植木の移植は避けたい猛暑の季節、
毎年8月は植栽工事は避けて、材料とデザインの仕込みで過ごすのが通例になっています。
先週は石の熱気に吹かれ続けた石週間になりました。
2年前の8月以来に訪れた高松の庵治、
2泊3日の旅程で、10月に造園予定の現場(伊礼智さん設計・相羽建設施工)で使う庵治石をごっそり選んできました。
石畳と飛石を庵治石だけでまとめるのは初の試み、
これだけの量を1日で揃えられるのがわかって、先々も楽しみです。
端っこにまとめてきた小さな石たちも大切な庭づくりの材料。
そして、どうってことないけどちょっとだけ気が利いてる石を歩き回って探します。
庭の要所で使う大小の景石や瀟洒な沓脱石、
いい材料が揃えば、あとは現場でのアドリブ勝負です。
薄く水を湛えるこの石が今回のヒット、
予期せぬ期待以上の素材に出会えれば足を運んだ甲斐があります。
東京に戻っても、いつものルートで石を一つ一つ選ぶ作業はいつも通り、
今秋造園の現場の石材が概ね揃ってきたところです。
年内9現場の植木の手配も着々進んで、
年明けの現場の準備にも移行しています。
秋よ来い。
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KOBAYASHI KENJI ATELIER
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