小林賢二の庭百景

ドウダンツツジ

庭造り 植物 季節

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どうだ・! と言わんばかりのドウダンツツジの紅葉。
爽快です。
モミジ、サクラ、ハナミズキ、ヤマボウシ、等々、たくさんの高木が育っている「つむじ」ですが、シンボルツリーは?と言えば、このアプローチの焦点で低くとも悠々と構えるドウダンツツジかもしれません。

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暑さにも寒さにも強く、病虫害もほとんどなく、頼りになるアニキ!という感じ。
陽当たりにめっぽう強いので、これを繊細な落葉樹の南に添えて、高木の根元への日射を緩和するような役目も任せられます。頼りになるアニキ!なので。

どうも私は、このアニキを風景のフォーカルポイントに使うのが好きなようです。
下は昨秋工事の「八国山の庭」「花小金井の庭」
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小枝を多く密生し刈込みに強いので、落葉樹ながら生垣用として畑で大量生産されていますが、自然樹形のフワッと心地よい良形に育っている樹は希少です。
今日も、来春工事予定の庭のために、良形の1本を探し出して、購入したところでした。
頼むぜ、アニキ!
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密生する小枝も強く、雪が積もっても折れません。
流石、アニキ!
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