小林賢二の庭百景

つむじのタマスダレ

庭造り 植物

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水仙のように細い葉茎が連なる様子を簾に、蕾か花を玉飾りに見立てて「玉簾」。
和風のお屋敷の丁寧に作られた垣根の元に、キレイに整列して咲いている姿を見かけたりすると、なるほどなぁ・・と、思います。
そんな名前と然とした姿から和風のしばりを解けずにいましたが、実は南米ペルー原産。日本に園芸植物として導入されたのは明治の初期との事。
よくよく見れば南米の神秘的な輝き。!?

花期は真夏から晩夏。ひと花の命は数日ですが、次々に咲くので長い期間楽しめます。
土質も選ばず乾燥にも多湿にも適応し、日当りを好みますが比較的日陰にも強く、暖地では常緑する丈夫で育てやすいグランドカバー。

▼7月24日 咲き始め

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▼9月5日 盛り。夏の終りの光が似合います。

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(人物撮影:相羽建設広報部)

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