梅雨に咲く花。
アスチルベは、日本や中国が原産のショウマやアワモリソウがドイツに渡って改良された園芸品種。
日本のアジサイがオランダに渡って品種改良されて、西洋アジサイ「ハイドランジア」として逆輸入されたものと似ています。
ギボウシもそう。日本でも江戸時代から改良が進んでいたそうですが、シーボルトらがヨーロッパへ持ち帰ってからは欧米でも多くの品種が作り出されて、日陰の庭には欠かせないアイテムとして世界で大流行しました。
梅雨を好む、日射しの少ない季節でも元気に花を咲かす植物なので、日照条件の悪いスペースを彩る草花として貴重です。
アスチルベも冬は姿を消しますが、初夏の花はもちろん、春から秋まで涼しげな葉も美しく、花色(白、ピンク、赤)、草丈、多種あり、病虫害も少なく、私の造園仕事でも、ついつい植えたくなる草花のひとつ。
木々の間に群生させても、ポイントにひっそりと植えても、似合う花だと思います。
↑アスチルベは、切れ込みのある明るい緑葉も美しい。
↓「つむじ」のアジサイは、出しゃばる事なく、ひっそりと成長中。
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