この年末、信州穂高に出かけました。
日本百高山ひしめく長野県内にあって、小さな山々に囲われた上田盆地で生まれ育った私は、いわゆる日本アルプスと言われる長大な山脈の風景を見ると、信州っぽいなあ〜、と憧れの眼差しになってしまう信州人です。
北アルプスの南の方にあります、富士山型の秀麗な山容をしている有明山の麓のあたり。
親戚の縁がある穂高温泉郷を訪ねるのは20年ぶりぐらい。
アカマツを中心にスギやヒノキの常緑針葉樹がそびえる林で、落葉針葉樹のカラマツと一通りの落葉樹が葉を落としている冬景色の中、一際目につくのがソヨゴ(冬青)の青さでした。
成長がゆっくりなのと、常緑樹にしてはソヨソヨと涼しげな風情があって、住宅の庭では高さ2〜3mの株立のソヨゴを5〜6年は然程変わらない姿を想定して使うことが多いのですが、高さ20mは超えるアカマツ林の中、10mくらいのソヨゴがゴロゴロとあちこちで林の光を独り占めしています。
1日、野生のソヨゴばかりを撮って歩いて、
一本立のソヨゴの良さに目覚めたので、12月29日はソヨゴ記念日
信濃川水系「天満沢川」の流域
この頁の写真の常緑広葉樹はほぼ全てソヨゴ、
ソヨゴが連なる景色に好感をもてたのも、今回の収穫です。
実のならない雄の木の良さも見直す旅でしたが、
雌木の赤い実はさすがの可愛らしさをふりまいています。
穂高駅からレンタサイクルで、もう1日は観光してきました。
清らかで美しい安曇野の風景が心地いいです。
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KOBAYASHI KENJI ATELIER
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