場所を選ばず、土質を選ばず、暑さ寒さにも強く、やや湿った所を好むとはいえ乾燥にも耐え、常緑で一年中同じような姿で立ち、病虫害もあまり無く、手間のかからないお役所大喜びの下草として、公共の緑化材料としても広く使われています。
その丈夫さと安さ故、大雑把に植栽平面図に群で書き込まれて、緑地の縁取りや植えつぶし的に使われがちなヤブランですが、日陰になりがちな高木の根じめなどに植えさせて頂いて大事に愛でれば、美しい草姿だな〜と思います。
高そうに見える、と思ってしますワタシの感性はいただけません。
春先に古い葉を元から切り取るような管理をしている所が多いですが、放任でも構わないと思います。
ヤブランの名の通り、薮のような所に混ざって生えてこその美しさ。
ヤマモミジの下では、似たような細っそりした葉のキチジョウソウと上手く共存してくれてます。