小林賢二の庭百景

カレックス・バリエガータ

庭造り 植物 季節

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蒸暑い1日でした。
暑い夏でした。終ってほしい。
曇り予報を当てに、ちょっと「つむじ」の庭いじりをしようかと思って出かけたのですが、じどっとくる蒸暑さに疲れて舎庫の玄関に腰をおろすと見える涼しげな草。

「カレックス(Carex)」は、カヤツリグサ科スゲ属の植物で、世界で2000種、日本でも200種以上の自生があるそうで、とても細かい分類に付いていく気にはなりませんが、日本で園芸材料として出回っている品種は大概丈夫で、常緑の使い勝手のいい植物だと思います。

「バリエガータ」は斑入りの意味。カレックス・バリエガータは葉の両外側に白い斑が入り、葉の両外側に緑の斑が入るのはカレックス・エバーゴールドと名前が変ります。ここで既に最早どうでもいいじゃんという領域に入り、200種2000種には思いが至りません。

街中の花屋さんでも小さなポット苗を扱ってる所多く、手に入りやすい植物ですが、「カレックス・なんとか」という洋物風な?ガーデニングの流行物的な?ネーミングに惹かれずに、あまり積極的には使ってなかったのですが、つむじに植えたカレックスを観察しながら、まあいいじゃん、と見直しているところです。
そもそも、写真の後ろに映るフィリフェラオーレアは好んで使ってたぐらいだし。。

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▼ドミノの中庭、正面に見えるのはシマカンスゲという名で流通している日本に自生するカンスゲの園芸品種。こちらは元々気に入って使ってました。でもまあ、エバーゴールドやバリエガータも、ほぼ同じといえば同じ。
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▼これもカレックス。一年中枯れ色のカレックス。
舎庫の沓脱ぎに使った石の凹みに植えたもの。
これを刈るときは床屋のような気分になれます。
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▼カレックス・バリエガータ、冬の様子
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乾燥にも強く、病虫害もほとんどなく、放ったらかしでも元気で、手間をかけるとすれば枯れ葉を取り除くか、大きくなりすぎたら株分けをするか、ぐらいでしょうか。
場所も選びませんが、斑入りの品種は日陰になりがちな所や背景が暗い所で活きると思います。

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