小林賢二の庭百景

ソシンロウバイ

庭造り 植物 季節

roubai
今日はロウバイを見に「つむじ」に行きました。この季節にそれを思い浮かばせる真冬に咲く希少な花です。
ロウバイの基本種は、花の中心部は暗紫色ですが、つむじに植えたのは花全体が黄色いソシンロウバイ。冷たい空気に似合う花色で、澄んだ香りを漂わせます。
この花の芸と比べると、花後の木姿の鑑賞価値は低いような気がしていて、、葉は花の印象とはウラハラに案外大柄で、枝は暴れやすく、ひこばえもよく出て、整枝剪定が必要になりますが、剪定してもビックリするような美しい樹形にはならず、他の雑木と合せるのも難しいと思いつつも、冬の楽しみに1本植えたくなるのがロウバイ。
つむじでは東の隣家との境界近くに、姿は目立ちませんが、道行く人にも香りを楽しんで頂けるようにと入れました。まだ花数は少ないながら、近くを通れば甘い香りがとんできます。
一芸に秀でろと、無言のゲキがとんできます。

一覧へ戻る