小林賢二の庭百景

トサミズキ

庭造り 植物 季節

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3月の半ばに黄色い花を咲かせる、トサミズキとヒュウガミズキを「つむじ」に植えています。この近縁の二種を同じ現場に入れたのは初めてですが、今日立ち寄るとトサミズキが春らしい明るい黄花をさげ、ヒュウガミズキはまだ蕾を膨らましている最中でした。個体差もあると思いますが、開花の時期にズレがあるようですね。そんな事に気付けるのも、多種な植栽をした「つむじの庭」を訪れる楽しみです。

ミズキの名ですがミズキ科ではなく、早春に「先ず咲く」マンサク科。私は例年、自分の庭のヒュウガミズキの開花を見て、春到来!と気分を一新しています。数日後でしょうか。
二種の違いは大きさ。花も葉も樹高もトサミズキが一回り大きく、成長して1.5mぐらいのヒュウガミズキに比べてトサミズキは2.5〜3mぐらい。つむじのトサミズキは最初から2mを越えるものを選んで持ってきました。清々しい姿で咲いています。
花後にでてくる葉っぱもかわいく、秋の黄葉も美しく、嫌味が無く、病虫害もあまり見られず、手間もかからず一年を通して楽しめる、逸品の花木だと思います。

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