小林賢二の庭百景

ハマヒサカキ

庭造り 植物

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私の植物の好み的に、東の大関、西の大関ぐらいに位置する…クロモジ(写真右手)とヒュウガミズキ(左手)、楚々とした枝葉の二本の落葉樹を従えて、今日の主役は真中に映る濃い緑葉のどうってことない姿のハマヒサカキ。
神社に植わってる神様に捧げる木「サカキ」。サカキに似てるけどサカキに非ずで「ヒサカキ」。そのヒサカキの仲間で海岸近くに自生が多いので「ハマヒサカキ」。
潮害、大気汚染にも強いそうで、乾燥にも日陰にも耐え、成長はやや遅く、環境の悪い場所であまり手間をかけたくない植込みに使われる事も多いです。
シルバー色の柱の足下をさりげなく隠そうと、気の効いた枝振りの常緑を探して見つけたにすぎない低木ですが、立ち姿の美しい木ばかり植えても庭は落ち着かないもので、こういうどうってことのない木が案外一年の風景の中では重要な存在にもなると思います。
実は冬に向って黒紫色に熟して、ハマヒサカキもヒサカキも冬鳥をたくさん呼んでくれます。
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今日、もうひとつ輝いて見えたのはアプローチと芝地の境界に、やはりさりげなく植えたマメツゲ。
名脇役たちに目が向くのは、季節の変わり目だからに違いない。
▼マメツゲの話しは、またいずれ
mametsuge

 
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